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みなさん、こんにちは。iedemo graphyの三谷香織(@ka0__ri)です。 今さら「Zoom撮影」の記事!?って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私のZoom撮影の写真に「どう撮ったの?」とたくさん質問を頂いたので、今回記事にすることにしました。 また、私自身も撮影を自粛していますので、三密を避け、お家で気軽に撮影ができることに感動しています。 Zoom撮影は、画質が落ちるし…など否定的なお声もありますが、私が実際に感じたことは、撮影時やレタッチ時に少し工夫をすれば、大丈夫!!外出を控えているカメラマンさんや被写体さんもいらっしゃると思いますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
目次

Zoomについて

Zoomミーティングを開催する(ホスト)には、会員登録が必要です。制限はありますが、基本的に無料で使うことができます。
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Zoom撮影方法の種類

Zoom撮影は、モデルさんとビデオ通話しながら撮影を行います。方法としては、
・パソコンの画面をカメラで撮影する
・スマートフォンの画面をスクリーンショットする

この2つが主流です。
今回は、パソコンの画面をデジタル一眼レフカメラで撮影する方法をお伝えします。

Zoom撮影のメリット・デメリット

●メリット

①インターメット環境があれば、家でも、どこでも写真を愉しめる
②三密を避けれるので安心
③遠方のモデルさんと撮影ができる(交通費や宿泊費がかからない)
④移動時間がないので、時間を有効活用できる

●デメリット

①パソコンの液晶ディスプレイをデジタルカメラで撮影するとモアレ(肉眼では見えない縞模様)が写ってしまう
②パソコンの画面やスクリーンショットを撮影するので、画質が気になる
③インターネット環境が悪いと、撮影が難しい
④カメラのアングルなど、モデルさんに細かく指示を出さないといけない
⑤モデルさんがスマートフォンから離れると、お互いの声が聞き取りづらい
こうしてメリット・デメリットを挙げてみると、デメリットの方が大きく感じますが、どうすればデメリットを軽減することができるかが、Zoom撮影では、重要になってきます。デメリットの④⑤に関しては、改善が難しいと思いますが、①〜③に関しては、撮影時やレタッチの時に少し工夫をすれば改善できます。どう改善していくかは、後ほどご説明します。

準備するもの(カメラマン側)

・パソコン
・デジタル一眼レフカメラ
今回使用したカメラは、「FUJIFILM X T-20」
レンズは、「単焦点標準レンズX35mmF1.4 R」です。

準備するもの(モデルさん側)

・スマートフォン
・三脚(三脚がなくても、スマートフォンを固定できれば可)
手で持つとブレの原因になるので要注意。

Zoom撮影をスムーズに行うために大切なこと

Zoom撮影では、モデルさんとの事前打ち合わせが大変重要になってきます。当日、アングルなどモデルさんが調整するため、カメラマンは前もってどのような写真を撮りたいか、きちんとイメージを伝えておくことが大切です。私の場合、撮りたいイメージに近い写真をモデルさんに送り、確認していただいています。

撮影時のポイント

●モアレに気をつけよう

Zoom撮影のデメリット①にも挙げましたが、パソコンの画面をカメラで撮影すると、モアレ(肉眼では見えない縞模様)が写ってしまいます。カメラでパソコンの画面を撮影する際に速いシャッタースピードで撮ると縞模様や走査線が映ります。また、パソコンディスプレイは極小さな発光体が整然と並んでるので、正面から撮るとデジタルカメラの場合は撮像素子の並びと干渉してモアレ(干渉縞)が発生します。 写す距離や角度を変えるとモアレの出方が変わるので、できるだけモアレの出にくい条件を探すことがZoom撮影のポイントになります。

①モアレが写ってしまった例

【設定】
ISO 800
F値 1.4
シャッタースピード 1/500
【カメラの角度】
パソコンの画面に対して真正面

②モアレを回避できた例

【設定】
ISO 800
F値 1.4
シャッタースピード
1/180
【カメラの角度】
パソコンの画面に対して斜めから撮影
上記の写真(撮って出し)をご覧ください。モアレの出にくい条件で撮影すれば、Zoom撮影でもあまり違和感を感じないと思います。 シャッタースピードをなるべく遅くし、パソコンの画面に対してカメラを少し傾け、モアレが出にくい条件を探してみてください。(撮影環境により、設定は変わってきますので、参考程度にお願いします。)

レタッチのポイント

基本的に、双方のインターネット環境が良く、モアレを回避できれば、画質があまり気にならないと思います。 ただし、デメリット③にも挙げたようにどちらかのインターネット環境が悪いと画質が悪くなるので、レタッチ時に工夫をしなければなりません。

●フィルム調に仕上げる

レタッチ前

レタッチ後

写真に粒子(ノイズ)の効果を加えてフィルム風に仕上げます。そうすれば、画質の悪さもカバーできます。

写真の紹介

9枚目にモアレが入っている写真をアップしました。モデルさんの頭上にモアレがあるので、見方によっては光っぽく見え、Zoom撮影の味になるかと思います。

モデルさんの感想

木鳩

自粛期間にZoomを使っての撮影が増え、カメラマンさんそれぞれで仕上がりが違うので面白いです。画角に限りがあるのと、自宅での撮影になるので小道具や背景などで変化をつける工夫が難しいですが、楽しかったです。初めましての方にも画面越しで会話しながら撮影ができて嬉しいですし、ますますオフラインでの撮影意欲が高まりました。

最後に

みなさん、いかがでしたでしょうか?今回は、私が行っているパソコンの画面をデジタル一眼レフカメラで撮影する「Zoom撮影」をお伝えしました。この撮影方法では、モアレを回避できれば、画質も気にならず、お家でも撮影を愉しむことができます。でも実は、まだまだ「Zoom撮影」を愉しむコツがあります。次回は、その辺をお伝えできればと思います。お楽しみに♪

Kaori Mitani

photographer

iedemo graphy運営代表。関西を拠点にフリーのPhotographer / Designerとして活動中。Instagramでは、”写真で伝えたいコト”をコンセプトに撮った作品を発信している。

木鳩(kobato)

Model

金沢を拠点にus古着の販売員をしながら、ハンドメイドアクセサリーや小物の販売、衣装製作、作品撮り、着用モデル、MV出演などフリーで幅広く活動している。
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